2024年10月12日から10月16日にかけて、ベトナムのホーチミンを訪問しました。
今回は、現地のリアルな様子やビジネス事情をまとめた視察内容をお届けします。
1. 活気あふれるベトナムの基本情報と圧倒的な経済成長
ベトナムは人口約1億人を擁し、首都ハノイや旧サイゴンであるホーチミン市(人口約900万人)を中心に非常に活気づいています。日本との時差は2時間で、通貨のドンは「1ドン=0.006円」です。国民食としてフォーやバインミー、コーヒーが日常的に親しまれています。
特筆すべきは、東南アジアトップクラスとなる6.5〜7.0%という高い経済成長率です。急速な工業化と輸出拡大が背景にあり、人口ピラミッドを見ても若年層が多くを占めています。GDPは世界35位で日本の約10分の1ですが、今後のさらなる成長に大きな期待が寄せられています。
2. ホーチミンの街並みと現地のリアル
成田空港からベトナム航空を利用し、約6時間のフライトで市街地にあるタンソンニャット国際空港に到着します。今回宿泊した第3区のホテル「エメラルド セントラル」は、3泊4日で約15,282円(2,547,000VND)とリーズナブルでした。
街中は無尽蔵に走るバイクと、そこら中で鳴り響くクラクションで溢れています。歩道にはバイクや変電器が置かれ、人々が路上でくつろぐ姿が見られる一方で、ローカルで雑多な店と非常に洗練されたお洒落な店が混在しているカオスな魅力があります。スコールも日常茶飯事です。
3. ベトナム建築の現状とドミノシステム
現地の建築構造は、ル・コルビュジエが提唱した「ドミノシステム」のような建築がたっています。鉄筋コンクリート(RC)の床板と柱で建物を支える構造で自由な間取りが可能ですが、水平力に有効な耐震壁や梁がない場合が多く、耐震工学的には課題も残されています。また、構造設計も本当かどうかわかりませんが、長期荷重のみで計算されているとのことでした。
ベトナムで建築が進む日本の木造建築の様子
4. ベトナムに進出する日系企業とビジネスの最前線
今回の視察では、ベトナムで活躍する日系企業や関連企業も訪問しました。
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ガイアフィールドベトナム
日本で30年以上培ってきた建築・設計の確かなノウハウを持ち、「地域循環型住まいビジネス」を掲げてホーチミンを中心に内外装設計や建築施工を幅広く展開しています。戸建てやマンションから、オフィス、学校、商業施設に至るまで多岐にわたるプロジェクトを手掛けており、「ベトナム人によるベトナム人のための会社を、日本の心で支える」という熱い理念のもと、現地の環境や文化に寄り添った質の高い空間作りを提供しているのが最大の強みです。
また、日本からの建築パースや精巧な模型制作の外注にも定評があり、テラスハウスのパースペクティブ制作なども手掛けていただいている、確かな技術力を持った非常に信頼のおけるパートナー企業です。
▶︎ ガイアフィールドベトナム 公式サイト
活気ある事務所内の様子
スタイリッシュな外観
同社が手掛けたクオリティの高い建築物 -
某日系不動産企業
日本人向けに事務所や住居など、あらゆる不動産物件の紹介やアテンドを行っています。 -
ソンタンテクノロジー
200名の社員を抱え、日本の設計事務所から構造設計や施工図などの外注を大規模に受託しています。
ソンタンテクノロジーのオフィス -
某日系通信・電気設計企業
ホーチミンで100名体制を敷き日本の電気設計を請け負うほか、現地の日系企業と組んで太陽光パネル事業でも成功を収めており、日本への技術者派遣も行っています。 -
ミドリパーク ザ・グローリー
ホーチミンから車で1時間半の距離にある分譲マンションで、価格帯は2500万円〜3500万円となっています。このような高級マンションの建設も盛んで、日本の建設会社が手掛けています。
まとめと今後の展望
ソンタンテクノロジーや先述の企業のようにベトナムの豊富な労働力を活かして日本の設計業務を受託する企業や、ガイアフィールドベトナムのように現地に深く根ざして設計施工からパース制作までトータルで手掛ける企業など、ビジネスの形は様々です。一方で、設計・施工費の未払いといった問題や、日本と比べて人材の流動性が高い(転職率が高い)というローカルならではの課題も存在します。
ベトナムでのビジネス展開、一緒にやりませんか?
2024年の視察を経て、「ベトナムで展開するとしたら…」という構想は、具体的な次なるフェーズへと動き出しつつあります。
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