環境設計・省エネ性能評価と連携した設備設計
機械設備(給排水衛生設備、空調換気設備)、電気設備といった一般的な設備設計に加え、環境設計・省エネ性能評価との連携による、エネルギー効率の向上、積極的な自然エネルギー利用、温熱負荷の軽減といった、環境的かつ快適な建築計画の実現に向けた設備設計も行います。
環境・設備設計
アルキテック株式会社の環境・設備設計は、単なる機能要件を満たすだけでなく、建物のライフサイクル全体を見据え、快適性、省エネルギー性、そして持続可能性を高度に両立させることを目指します。先進のシミュレーション技術と豊富な知見を駆使し、企画段階から竣工後まで一貫した技術サポートで、お客様の建築に最適なソリューションを提供します。
設計思想とアプローチ
私たちは、環境・設備設計を「建築の価値を高める重要な要素」と捉え、以下の思想に基づきプロジェクトを推進しています。
パッシブ・ファーストの原則
機械設備に過度に依存せず、建物の立地、形状、外皮性能、開口部の配置、自然の光・風・熱といった「パッシブ要素」を最大限に活用します。これにより、一次エネルギー消費量を削減し、持続可能で快適な室内環境を創出します。
構造・意匠との協調
構造設計や意匠設計と早期から密接に連携することで、設備スペースの最適化、省エネに貢献する構造材の選定(例:木材利用)、意匠性を損なわない設備ルート計画などを実現します。各専門分野の知見を融合し、統合的な建築ソリューションを提供します。
ライフサイクル全体での最適化
設計時だけでなく、建物の運用・維持管理フェーズまでを見据えた提案を行います。初期投資とランニングコストのバランス、将来的な改修のしやすさ、環境負荷の低減など、ライフサイクルアセスメント(LCA)の視点を取り入れ、長期的な建築価値の向上に貢献します。
科学的根拠に基づく提案
勘や経験だけでなく、高度なシミュレーションと最新のデータに基づいた客観的な分析を行います。これにより、設計の妥当性を明確にし、お客様や関係者への納得性の高い説明と、具体的な性能目標の達成を可能にします。
高度な環境シミュレーション
最先端の解析ソフトウェアと専門知識を活かし、複雑な環境挙動を数値化・可視化することで、最適な設計判断をサポートします。
温熱環境シミュレーション
- 日射熱取得、断熱性能、開口部計画の最適化
- 年間冷暖房負荷、一次エネルギー消費量の予測
- 結露リスク評価、熱的快適性指標(PMV等)の算出
- 効果的な遮蔽・日射制御計画の提案
通風・換気シミュレーション(CFD)
- 建物内外の気流解析、自然換気効果の評価
- 風圧分布、風環境(ビル風等)の予測と対策
- 汚染物質拡散シミュレーション(換気効率向上)
- 換気経路や開口部設計の最適化提案
採光・日影シミュレーション
- 室内照度分布、昼光利用率の評価と最適化
- グレア(まぶしさ)評価、快適な視環境の実現
- 周辺建物への日影影響分析と法規適合性の確認
- 自然光を最大限に活用した省エネ設計
省エネ計算・各種認証支援
建築物省エネ法に基づく各種届出義務への対応はもちろん、環境性能を客観的に評価する各種認証取得までをトータルでサポートし、建物の市場価値向上に貢献します。
省エネ計算・届出
- 建築物省エネ法に基づく外皮性能(UA値・ηA値)計算
- 一次エネルギー消費量計算(BEI値)
- 省エネ基準適合義務、適合性判定への対応
- 設計変更に伴う省エネ性能の改善提案
- 届出書類の作成および申請支援
各種環境認証取得支援
- ZEB/Nearly ZEB/ZEH:ゼロエネルギービルディング実現に向けたコンサルティング
- BELS:建築物省エネルギー性能表示制度の評価取得支援
- CASBEE:建築物総合環境性能評価システムによる評価取得支援
- 低炭素建築物認定、長期優良住宅認定:申請サポートと設計への反映
設備設計の具体的な範囲
建築物の規模、用途、お客様の要望に応じて、以下の設備設計を専門的に提供します。
空調・換気設備設計
- 空調方式の選定(個別空調、セントラル空調等)
- 熱源計画(GHP、EHP、地域熱供給等)
- 換気量計算、ダクト・配管ルート計画
- 空調負荷計算、省エネ型設備の導入提案
給排水・衛生設備設計
- 給水・給湯・排水方式の計画
- 衛生器具の選定、配管ルート設計
- 貯水槽、排水処理設備計画
- 節水・省エネ型設備の導入、雨水・中水利用提案
電気設備設計
- 受変電設備、幹線・動力設備計画
- 照明計画(省エネLED、調光システム等)
- 情報通信設備、防災設備(自動火災報知設備等)
- 太陽光発電、蓄電池など再生可能エネルギー導入支援
アルキテックの強み
アルキテックが選ばれる理由、それは環境・設備設計における揺るぎない専門性と、それを支える体制にあります。
先進技術を実務へ応用
大学との共同研究や自社実験室での知見を設備設計に応用。常に最新の技術動向を取り入れ、既存の枠にとらわれない最適なソリューションを提案します。
企画から竣工後まで支援
初期の企画・コンサルティングから設計、申請、施工監理、さらには運用後の評価・改善提案まで、一貫した技術サポートを提供。お客様のパートナーとして長期的な関係を構築します。
構造・意匠・環境の統合
構造設計、意匠設計、そして環境・設備設計の専門家が密に連携することで、高いレベルでの品質と性能を両立。プロジェクト全体の最適化を強力に推進します。
ご提案から完了までの流れ
- お問い合わせ・初回ヒアリング:プロジェクトの概要、お客様のご要望、目標性能などを詳細にお伺いします。
- 企画・基本計画:ヒアリング内容に基づき、設備コンセプト、主要システムの検討、概算コスト、スケジュールを提案します。この段階で各種シミュレーションを活用し、初期の性能目標を設定します。
- 基本設計:設備系統図、機器リスト、主要設備の配置計画などを作成。構造・意匠設計との調整を重ね、具体的な設計方針を固めます。
- 実施設計:詳細な設備図面(平面図、系統図、詳細図)、仕様書、計算書、積算資料を作成します。省エネ計算や各種認証申請に必要な書類もこの段階で準備します。
- 申請業務支援:建築物省エネ法に基づく届出・適合性判定、ZEB/BELS/CASBEEなどの各種環境認証取得に向けた申請業務をサポートします。
- 工事監理・施工支援:設計図書通りに工事が進められているかを確認し、施工段階での技術的な質疑応答や調整を行います。
- 竣工後サポート(オプション):建物の運用状況やエネルギー消費量を実測し、設計時との差異を分析。必要に応じて運用改善や効率化の提案を行います。
ご相談・お問い合わせ
環境・設備設計に関するご相談や、具体的なプロジェクトのご依頼を承ります。企画段階の案件や、省エネ・快適性向上のお困りごとなど、お気軽にご連絡ください。当社の専門チームが、貴社の建築を未来へと導く最適なソリューションをご提案します。





